投資先がない日本。

アクセスありがとうございます。

日本って、色んなことが進み過ぎて、お金を使う先というか、投資先がない状況なのかもしれません。

公共投資をすべし、という意見もありますが、そもそも公共財は利益を出さないしもうすぐ交通インフラあたりも行き渡ってしまって無駄に道とか橋とか作っても税金の無駄にしかならないです。

社会福祉や医療に投資すべし、という意見もありますが、どんなにお金を積んでも医療や介護や保育はこれから人手が足りない状態で担い手が育たず、運輸や土木みたいな斜陽産業になるのは間違いないのです。

お金を与えてもブラックな待遇しか用意できない産業には、若者が降りる時代になります。
それが理に適ってるのですが。

予想以上に色んな物事の自動化や無人化が進むので、かつてのように人を必要とする社会でもなくなります。

それからますます日本はお金を使わなくても済む時代になってくるし、消費もしなくなります。

企業や家計の内部留保が増えているのも、単なる社会不安ではなくて消費のあり方が変わったことも大きいのです。

外食産業とかアパレルなんかも、人手不足で客単価が上がらず、儲かる産業でもなくなります。

ITや電機なんかも、もう技術的に飽和状態です。
これ以上国内だけで今までのような利益を出せる時代は終わったのです。

お金の行き先が日本ではないのです。
あえて挙げれば教育くらいだと思われますが。
ここも担い手が減って投資先としては不安の方が多い。

日本人がお金を使わなくなったのは、単なる不景気のせいじゃなく経済構造が資本主義から変わってしまったからです。

これから例えば好景気を生みたければ、消費しないで豊かになれるような哲学に沿うしかないし、既存の経済学からはそれは生まれない気もするのですが。