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経済学の理論の中に「サンクコスト」というものがあります。
和訳すると「埋没費用」といいます。
要するに、余計な物にかかるコスト、という意味です。
無駄遣いということ。
ミニマリストや断捨離系のブログでは、このサンクコストが攻撃の対象になってます。
ゴミにお金を出すな、ゴミは捨てろ、と。
極端な喩えですが、音楽やアートや漫画、あるいは小説なんかも、興味がない人にとってはサンクコストたりうる可能性があります。
本当に合理的な人間は、それらの物事に一生触れずに死んでいく人もいるかもしれません。
ただ、ある意味合理主義が徹底してくると、生活にお金が掛からなくなって余計な物が欲しくなるのも人間の本性なのかもしれません。
無駄を排した人間の究極の無駄遣いが、音楽やアートや漫画や小説なのかもしれません。