二葉亭四迷の「浮雲」を読んだのですが、主題が全くわからない。

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二葉亭四迷の「浮雲」を読んだのですが、どうもよくわからない物語です。

 

要するに、女は誠実だけどイケてない男よりも、地位もお金もあって遊びなれてる男の方が好きだ、みたいな結論でいいのでしょうか?

 

明治のあの頃って、そういう「合理的で近代的でお金を持ってる」ということが「文明開化」ということでもてはやされていたのでしょう。

 

そんな中で、愚鈍で仕事ができなくて女心もわからない男は、たとえ誠実でも女には選ばれない、ってことでしょうね。

 

あの頃は、恋愛という概念が舶来の概念で、地道に百姓などをやっていた庶民は恋愛なんてやってなかったのです。

 

どうも、近代以降の私小説って、誠実で愚鈍な庶民を、高い目線からdisって溜飲を上げる、みたいな価値観で描かれることが多いです。

 

近代文明の病み、でしょうか。

そんな状況で恋愛は特権階級のお遊びになってしまっていたのです。

 

平成の今でもこの傾向って、日本人は引きずってると思います。

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